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わちゃっとカフェvol.7レポート

今回は先日book cafe SENJU PLACEさんで行われた「わちゃっとカフェvol.7結晶でものづくり~おくすりのモトをつくっています~」のレポートの情報提供をいただきましたので掲載いたします。普段、意識することはないですが結晶と一言でいっても様々なものがあるということを研究者の方の口から直接話を聞くことができる貴重な体験でした。

今回のゲストは東京農工大学大学院博士課程で化学工学を専攻している西丸萌々子さん!

医薬品のもととなる物質(結晶!)のつくりかたを研究しています。

結晶といえば水晶?雪の粒・・・?と思っていたファシリテーターですが、調味料や化粧品の結晶の顕微鏡写真をみながら、身近に多種多様な結晶があることを実感(ファンデーションもモノによって結晶の粒が全然違うとか!)

皆さんは結晶のイメージといえば「クリスタル」的なやつとか、「雪の結晶」とかを真っ先にイメージするのではないでしょうか。身近にある、毎日食事で摂取している「塩」や、女性の方がお化粧する時に使う「ファンデーション」が結晶だってことを意識している方は少ないのではないのでしょうか。

個人的にとても参考になったのはファンデーションをつける意味と効果についてですね(笑)、私はファンデーションとは無縁ですから、ファンデーションの意味・意義などについては普段全く考えたことがありませんでした。ファンデーションに使われている結晶がが乱反射を起こして肌が綺麗に見えるようになるとは考えもしませんでしたね。

西丸さんが研究しているのは特に医薬品の結晶づくりについて

お薬として効果のある成分だけど、水に溶けないために医薬品として使用できない・・・

そんな困った問題が、「共結晶」という手段で解決できるかも??

入れる成分を変えたり、混ぜるスピードを変えてみたり、いろんな方法を試しながら最適な作り方を探しています。”効率よく、安全に”作れなければ医薬品として使用することはできません。せっかく目的の結晶ができていても、大きさの違いや不純物があると場合によっては失敗作となってしまう例もあるそう。

病気に対して効能を持つ成分が近年新しく色々発見されてきているらしいのですが、水に溶けない成分も多いそうです。水に溶けないということはつまりどういうことかというと、摂取しても体内に吸収することが出来ないということになるので、折角の効能が意味をなさないことになってしまうそうです。

そこで結晶の構造を作り変えて、水に溶けやすくする研究が日々行われているそうです。

ここでも個人的に参考になったお話がありました。「バファリンの半分はやさしさで出来ています」。バカいってんじゃないよって思ってました(笑)。でも西丸さんから薬の作り方やバファリンの成分の解説を聞いていて改心いたしました。バファリンの半分は紛れもなく「やさしさ(体にやさしい成分)」で出来ています。

今回のイベントは普通だったら大学などで講義として聞けるくらいの内容の濃いものだったと個人的には思います。普段は完成している薬にしか触れたことがないですが、「研究者の方の苦労や努力の結晶」なんだということを学べたイベントでした。また北千住で開催される時はぜひ参加したいと思います。